「境界」とは、厚い壁で隔てるといった物理的なものはもとより、
薄弱だが鮮明に知覚する境界面、心理的に感じる距離感による無形の境界など、
さまざまな様相の境界が存在する。
また、「結界」とは、茶室や庭、または建築のアプローチに敷設された玉砂利など、
建築には結界を定義づけるさまざまな設えが作られてきた。
境界や結界は、その知覚の仕方により、同様の形でもまったく違う様相となる。
自ら想定した仮想の境界でも、実際に存在する境界でもかまわない。
境界の知覚を増幅させる表現を用いて、境界の視覚化と再発見を試みてほしい。
提出物 : ドローイング 275×275mm
提出枚数 : 表紙含めて3枚以上 とする。
その他、材料、表現方法などは、いままでのドローイング課題に準ずる。
注意点 : 特に、使用する表現方法や作品の精度などを通じて、
作者の新たな発見を期待します。
0 件のコメント:
コメントを投稿