早稲田大学建築学科 講義「設計演習B/C」の作品アーカイブ

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2014年12月30日火曜日


「家」とは、身体的にも精神的にも身近であるが故に、喚起力がある一方、
ある一定のスケールに当てはめて、想像を制限してしまうきらいがある。

家のスケールを著しく小さくする、あるいは自分がとても小さくなったと仮定し
「家」を知覚するとき、家のような「ものやこと」が表現できないか。

「材質」や「重量」「造り方」は、
天候や環境、施工性、運搬性など様々な制約から解き放たれ、自由になる。

架空のストーリーを自ら創作して、様々な制約から自由で、かつ、
スケールの往来が知覚的に可能な「家のような」ものをデザインしてください。


体裁: 立体作品
サイズ:275×275×275 以内 程度 (多少の逸脱はかまいません。)

ただし、空間や周辺環境のコンテクストから読み解いて設計するような通常の設計課題ではないので

スケールやマテリアルなど、知覚的にわかるテーマを設けて制作を行ってください。

2014年12月6日土曜日

C7 第七課題  「引力」もしくは「圧力」みえないみえない「ちから」

出題:安東



地上の私たちの生活は重力つまり地球からの「引力」の作用をあたりまえのよう に受けて成り立ってますまた大気に作用する重力によって発生する「圧力」も普段 の生活では強く意識されることはありませんけれどもこれらの力によって私た ちの行動だけでなく感情も左右されると考えられますこの「引力」や「圧力」などのみえない「ちから」によっておきる変化がもたらす 効果や影響作用の強弱の変化について空想して作品をつくってください


提出物:ドローイング ( 275×275mm ) 表紙含め3枚以上     丁寧に作品を仕上げること
出題日:11月19日(水) 
提出日:11月26日(水)(13時半厳守
講評日:12月3日(水)

2014年11月27日木曜日

C6 第六課題 「非スーツ的就職活動

出題:山本


自分が有用な人間だとアピールするために必要な方法とは、スーツを着て履歴書を書き、志望動機を上手く説明することなどではない。初対面の人物を魅了して能力を認められ、信頼を獲得するためには一体いかなる努力が必要か。あらゆる方法を動員して、自分の能力と強みをアピールするためのアイテムを開発せよ。


提出物: 立体作品 + 各自1分間以内のプレゼンテーション
サイズ: 面接用に持ち運び可能が条件
収納容器とセットが望ましい
材料: 材料の規制は「光の箱」に準ずる
その他の規制については面接者の立場に立って各自判断すること

出題: 11/12(水)
提出: 11/19(水)
講評: 11/26(水)


「境界」とは、厚い壁で隔てるといった物理的なものはもとより、
薄弱だが鮮明に知覚する境界面、心理的に感じる距離感による無形の境界など、
さまざまな様相の境界が存在する。
また、「結界」とは、茶室や庭、または建築のアプローチに敷設された玉砂利など、
建築には結界を定義づけるさまざまな設えが作られてきた。
境界や結界は、その知覚の仕方により、同様の形でもまったく違う様相となる。
自ら想定した仮想の境界でも、実際に存在する境界でもかまわない。
境界の知覚を増幅させる表現を用いて、境界の視覚化と再発見を試みてほしい。
提出物  : ドローイング 275×275mm 
提出枚数 : 表紙含めて3枚以上 とする。
       その他、材料、表現方法などは、いままでのドローイング課題に準ずる。
注意点 :  特に、使用する表現方法や作品の精度などを通じて、
       作者の新たな発見を期待します。

2014年11月14日金曜日


人間の持つ五感(視覚聴覚触覚味覚臭覚)のうち2つを組み合わ せて湿度を感じる風景を描いてください
人の感覚はただ一つの物差しだけで測ることができず無意識的に複数の 感覚を組み合わせることで物や空気を読み取っています
「湿度」という現象から連想される皮膚に直接まとわりつく「質感」を繊細に表現してください湿気であからさまに不快な皮膚感覚を連想させるものは好ましくありません

提出物:映像(CD-Rに焼いて提出) 20秒間+最初と最後にクレジット(タイトル、学籍番号、氏名) CDにも学籍番号、氏名、携帯番号を直接明記して提出のこと。
動画の形式はmov、flv、mp4、avi等で重くしすぎないよう留意すること。


出題日:10月29日(水)
提出日:11月 4日(火) 12:00~20:00 入江研究室(※必ずTAに直接手渡しすること)
講評日:11月12日(水)


触覚は他の感覚に比べてより原始的・根源的な感覚であり、生命活動や生殖活動に直結している部分が大きい。ル・コルビュジェやルイス・カーンは視覚に障害があるからこそ、触覚を通じた力強い表現を得ることが出来たのではないだろうか?視覚を補助、あるいは代替するものとしてではなく、人の脳髄を直接刺激するようなメディアとして触覚の可能性を開拓して欲しい。視覚に妨げられて触覚をおろそかにしている我々晴眼者の蒙を啓くような作品を期待している。


提出物  : ドローイング
枚数  : 表紙+2枚以上
     枚数の多寡に関わらず明らかに労力が水準に達していないものは不可とする。
材質   :   材料の規制は「光の箱」に準ずる
     その他の規制については採点者の立場に立って各自判断すること

出題 : 10/22
提出 : 10/29
講評 : 11/5

2014年10月30日木曜日



建築模型や立体作品を作る時、素材の選定に頭を悩ませ、
また強調する対象を全く異なるマテリアルで製作するなどの経験を皆さんもしているはずである。
素材はモノに機能的・感覚的な意味を保持させる一要素として大きな役割を果たしている。
はたまた、伝統的な日本のお土産文化などに触れると、触覚や視覚に訴えるデザインにわくわくすることがある。
特に五感を刺 激する要素を緻密に抽出して計画されたプロダクトは、その背後にある文化的側面の表現をも獲得している。
ある対象物を決めて、その表層もしくは中身の材質を、普段我々が思っているものと別のものに置換してください。 素材に秘められたチカラを借りて、五感に訴える驚きを生み出す仕掛けを生む立体作品を考えてほしい。



提出物  : 立体作品 提出枚数 : 275mm×275mm×H275mm 程度とする。
 注)ただし、素材の特性上やむをえないものは、作品裏面などに分かるように理由を明示する事。 

材質など : 食品などを使用する場合は、社会的に節度を持った範囲での製作を行う事。
 (対外的に自身の作品が目に触れる事を常に意識する事。)

2014年10月24日金曜日



 私たちの「記憶」は眼に映る世界に依存するとともに、その時の感情や知覚を内包 している。
また、「想い出」はその記憶を呼び覚ますことによって生まれる。
私たちは、 自身の心の中に由来するその想い出を、他者と共有可能な状態へと導くことができる。

 あなたが今まで訪れた場所を想い起こし、その時の音や匂い、心の動揺や高揚など
感じた知覚を用いて、デフォルメ(歪み、滲み、揺らぎ、色彩、編成などの操作)を 試みて下さい。
 また、その操作が施された「想い出」に名前(タイトル)をつけることで描出される、 自分だけの「肌理」を描ききって下さい。


 「肌理」とは質感を表す言葉である一方で心くばりに対しても用いられる言葉である。
下記 プルーストの小説の中でも、名前やその音の響きがその「肌理」を引き立てる事を明示している。

 「名前というものは、さまざまな人間について、また町について-ひとつの曖昧なイメージ を提供し、
そのイメージが名前から、またその名前の華やかだったり暗かったりする音の響き から、
イメージ全体を一様に塗りつぶしているあの色彩を引き出しているのである。」
(『失われた時を求めて』第一篇、第三部「土地の名 - 名」/ プルースト)


提出物:  ドローイング(275mm × 275mm)表紙含め3枚以上 材料 :  紙質、白黒・彩色は自由。
出題:   10/08(水)  提出:   10/15(水) (13:30 時間厳守 )

2014年10月9日木曜日


 
 趣旨Louis I. Kahn says “Schools began with a man under a tree, who did not know he was a teacher, discussing his realization with a few who did not know they were students . . .the existence-will of school was there even before the circumstances of a man under a tree.”
(要訳‐一本の木の下で、語り始めた人の話を聞きに人が集まる―それが学校の始まりである。)
これは近代の建築家ルイス・カーンの言説である。学校というものの初源を示唆しており、ここには人々の日常の生活行為に建築の発端があるという促しが認められる、といえる。
このような視点をもって、2014年夏、人々の日常の生活が繰り広げらるの現在の空間に、新しい建築的場所が生み出されるを萌芽(ほうが)を見出し、表現してください。
 
 
提出物;規定用紙275×2755枚以上の手描きのドローイングの綴(つづ)れ綴()じとして提出のこと。
使用する紙等の材料について、また白黒・彩色は自由とする。
 
出題日;72日(水)
提出日;829日(金)午後5時まで、55802室前紙箱に投函のこと
講評日;101日(水)

2014年7月22日火曜日

出題:TA

 江戸時代から育まれてきた、赤坂地区の地理や歴史的な活気は、現在感じることがむずかしくなってきました。
 ニックネームやあだ名、別名として用いられる□□ a.k.a ○○
ニックネームやあだ名は、ある人物やキャラクターの表象を示した親しみやすい愛称であり、対象の魅力を伝達する有効な手段でもあります。
 今回の課題では、街見学を通して得た経験から、赤坂の街の特色ある風景や空間を発見し、独自の視点からその表象を捉え、強調・工夫することで、赤坂をPRする1 5 秒間の映像作品を制作してもらいます。
 ニックネームをつけるように、赤坂に眠っている魅力を再発見し、映像に表現して下さい。

提出物:映像(CD-Rに焼いて提出) 
    15秒間+最初と最後にクレジット(タイトル、学籍番号、氏名)2秒程度
     CD-Rに学籍番号、氏名、携帯番号を直接明記して提出のこと。
        動画の形式はmov,flv,mp4,avi等で重くしすぎないこと。
出題日:6月18日(水)
提出日:6月24日(火)12:00~20:00(55号館入江研究室前)
講評日:7月 2日(水)

2014年6月26日木曜日


出題:伊原

1923年、関東震災後の東京の町なかの再生を、記録する絶好の機会だと考えた今和次郎は、
人々の服装や持ち物、行動などを詳細に観察・記録し暮らしを調査研究する「考現学」の活動を開始します。
今日的にもフィールドワークやその後のサーベイは、例えばまちづくりやPFIなど建築の分野に留まらず、
アート・芸術の分野でも、創作の源となる態度や姿勢としてありつづけています。

日常生活や町並みから興味のある事象を、詳細な観察を行う事で、
「日常の気づき」を丹念に描いてください。

ドローイング提出 | 140611    
提出物  :ドローイング 275mm×275mm  
提出枚数 :表紙+枚数3枚以上(上限無し)
材料など :特に制約なし。制作者の常識に委ねる。

その気づきを通じて描いたドローイングのテーマから抽出した自分なりの要素を
鑑賞する仕掛けを、立体作品として製作してください。

立体    提出 | 140618 
提出物  :立体作品 (鑑賞装置) 
提出枚数 :500mm×500mm×H1000mm以内程度とする。
材料など :特に制約なし。ドローイングを半分の縮尺にするなどの工夫は、制作者に委ねる。

2014年6月14日土曜日

B6 第六課題 「TRANSITION」

出題:安東

トランジションとはある状態から別の状態へと時間を追って移り変わる過程のことで、移行する、変化する、転換するなど、対象に応じて異なる言葉が使われます。移り変わりは様々な原因で起こりますが、変わる前と後で観察される事象は全く異なるものとなります。元の状態、変化後の状態、変化の途中が想像させる様子を探し、ドローイングで表現してください。また、オリジナルなタイトルをつけ、自由な世界観とともにストーリーが感じられるような作品に仕上げてください。

提出物:  ドローイング(275mm × 275mm)表紙含め3枚以上

出題:   5/28(水) 
提出:   6/4(水)    


講評:   6/11(水) 

2014年6月7日土曜日

B5 第五課題 「ベーコン・レタス・ハムサンドのはさまったサンドイッチ的な」

出題:山本

 「科」の上位は「目」、「目」の上位は「綱」、「綱」の上位は「門」・・。古典的な知性は世界を秩序立てて過不足のないように分類し、それを階層的なカテゴリーに整理することからスタートしている。書物の分類しかり、論文の形式しかり。一方でその整然とした枠組みが柔軟な発想を妨げている可能性はないだろうか?カテゴリー・ミステイクを意識的に引き起こすことで、合理性の外側に豊かで多様な世界が存在することを示してほしい。

提出物:  立体作品
サイズ:  自由、275mm × 275mmの台が推奨だが課題の性質上省略も可
      台の有無に関わらず明らかに労力が水準に達していないものは不可とする
材料:   材料の規制は「光の箱」に準ずる
      その他の規制については採点者の立場に立って各自判断すること
出題:   5/21(水) 
提出:   5/28(水)    
講評:   6/4(水) 

2014年6月2日月曜日

B4 第四課題 「からっぽ」「あふれる」「ちょうどいい」

出題:伊原

ある朝のテーブル。そこに並ぶ朝食と飲み物。
量や品数は適量か、皿がテーブルを占める割合は心地よいかなど、
その日の体調や気分で感じ方は異なるものである。

水彩画を描く時、
気持ちを新たに真っ白いキャンバスに向かうと、
その時に書き手が心地よいと感じた濃淡や輪郭が、
キャンバスに書き加え、もしくは上塗りしながら表現されていく。

物事の心地よく感じる程度は、必ずしも一定でなく、
からっぽもしくはあふれる位がちょうどいいときもある。
デザインにはそのような差し引きがある。

日常の中に、
「からっぽ、あふれる、ちょうどいい」と思う事柄を、
いくつか探してほしいと思う。なるべく一つの事柄について、
それらすべての状況が存在するものが理想である。

「からっぽ」「あふれる」「ちょうどいい」
それぞれの自分なりの心地よさ。
それぞれの状態をすべて、ドローイングとして表現して欲しい。
からっぽ、あふれる、ちょうどいい。


出題  | 14/05/14    
提出  | 14/05/21 (13:30 厳守)    
講評  | 14/05/28  
提出物 | ドローイング 275mm×275mm  
提出枚数| 表紙+枚数3枚以上(上限無し)
材料など| 特に制約なし。
      制作者の常識に委ねる。

2014年5月24日土曜日


出題:安東

一枚の紙や布は、それ自身が平面的な形状であっても、折ったり畳んだりすることで立体を構成したり、立体を包み込むことで多様な空間を生み出せる。また、小さな立体を一つの単位として空間に積み重ねることで、立体の間にさらに空間が生まれる。このとき、下の方はぎっしり密に詰まり、上の方はゆるく重なる様子は重力の作用を感じさせる。
身近な材料を用いて、「折る」、「畳む」、「積み重ねる」の3つから
2つ以上を組み合わせ、オリジナルな空間を提案してください。ただし
丁寧につくりこんで仕上げること

ただ単に乱雑に積み重ねたような作品は不可。


提出物: 立体(275mm×275mmの台座におさまるように、また台座には氏名と学籍番号を明記すること)

出題日:5月7日
提出日:5月14日 (13時半厳守)
講評日:5月21日

2014年5月14日水曜日


出題:山本

モダンデザインの王道では忌避される「余計なこと」。
しかしながら、合理性やミニマルな美意識の退屈さを越えるための起爆剤として「余計なこと」には大いに可能性がある。
人はどこまで余計なことが出来るのだろうか?


提出物: ドローイング 275mm x 275mm
枚数: 表紙+2枚以上
材料: 材料の規制は「光の箱」ドローイングに準ずる
その他の規制については採点者の立場に立って各自判断すること
出題: 4/23(水)
提出: 5/7(水)
講評: 5/14(水)

2014年5月12日月曜日

B1 第一課題「光の箱」

出題:TA

15㎝×15㎝×15㎝の立方体の中に外部から光を取り入れて、箱の中で光を演出する。

そして、自分の「光の箱」に入り込み、
そこでの光の様相をドローイングで表現しなさい。

提出物:立体(150×150×150)
   :平面(275×275)表紙含め2枚以上
出題 :2014年4月16日
提出 :2014年4月23日 13時30分(時間厳守)
講評 :2014年5月 8日